人を育てるローテーション
日経ビジネス
15.03.16号で、
クラレ相談役の
和久井康明さんが、
ある事業売却を
振り返って、
「苦しい局面では、
人間は感情を赤裸々に表してきます。
優秀な人を見つけて巻き込めたことが、
成功の要因だったと思います。」
「社内の各部署をローテーションして、
多種多様な人と触れ合う経験こそが、
社員を大きく育てるのだと思います。」とおっしゃっている。
人事異動は、
複数の職種や立場を経験する意味が
クローズアップされることが多いけれど、
今まで接することがなかった職種や立場の人たちと
ぶつかりあうことによって、
大勢の人に支えられて業務が成り立っていることを
実感する人が多いと思う。
昔勤めていた会社でも、
豪快な開発の部長さんが製造部に移られたときに、
「お前も今度製造部を持ってみろ。
開発が無理ばかり言うから現場は大変なんだぞ。」と
ガハハと大笑いしながら、
後任の開発部長に力説されていた場面を思い出した。
すぐに結果を出せる人や配置が求められる時代だけど、
少し先に会社と社員が幸せになるために、
人を育てるというローテーションの目的も
忘れてはいけないなぁと思う。
« 1年ぶりの経営者勉強会 | トップページ | 接客が専門職に »
ご無沙汰しております。ちょうど1年前相談した我がチームの人財の件、結局異動させることにしました。いろんな紆余曲折がありましたが、彼のキャリアを見て、欲しいという部署がありました。4月からの活躍を期待していますが、正直ホッとしている自分もいます。会心とは程遠い、消化不良感満載の結末となりました。
詳しくはまたお会いしたときに。
投稿: GTR作ってます | 2015.03.24 23:47
どなたかと思ったら・・・ごぶさたしております。続報をありがとうございます。
あのとき、あんなに真剣に考えていらっしゃって、結果的に、先方から望まれて異動できるならご本人にとってもよかったのでは?
おつかれさまでした。また聞かせてくださいね。
投稿: まこ | 2015.03.25 01:26