家具屋姫とシステムコーチングの考察
本日発行の
帝国データバンク大阪版の
帝国ニュースに、
世間を騒がせている、
「家具屋姫」と呼ばれる
大手家具店の父娘の「椅子取り物語」問題について、
システムコーチング(ORSC:Organization & Relationship
Systems Coaching)の考え方を、
会長や社長、幹部のみなさまが少しでも取り入れていたら、
こんな事態は避けられたのでは?と思って、
コラムを寄稿した。
会長も社長も、本当は相手を負かすことが目的ではなく、
会社を大事に思う気持ち、
今後もよりよく発展させたいという願いは、共通のはず。
ORSCでは、意見が正反対だとしても、
人対人の対立構造ではなく、
1つ1つの意見は会社(システム)として必要な意見であって、
「どちらも正しい。ただし、全体の中の一部として正しい。」
ととらえて、アプローチする。
例えば、
相手の言い分に1~2%だけ納得できるとすれば?と探ったり、
しぐさや口調までなりきって相手の言い分を体で感じたりして、
小さな発見を積み重ねながら、
よりよい関係を作り出すためのヒントが浮かび上がるのを
サポートしていく。
積年の生々しい感情のもつれをほぐしながら、
時にはネガティブな感情を増幅させながらも、
きっと、争ったり相手を非難したりすることなく、
望ましい解決方法がみつかるはず。
万能の手法はないかもしれないけれど、
組織の内部で行き詰ったとき、
組織を見ることができる外部の人間に相談できるような
仕組みが整えられたらいいな。
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