歌舞伎「鯉つかみ」
6月花形歌舞伎「鯉つかみ」を観に行く。
愛之助さんが12役を演じ、
宙乗りや水を使う場面がある、エンターテイメント作品。
役替わりありきのバタバタした構成だったり、
「倍返し」のセリフには今さら感があったり、
体格のいい愛之助さんの女役は微妙だったりするけれど、
おそらく1人運動会状態の出突っぱりの早着替えや、
宙乗りでは2階席、3階席の観客にも目線を丁寧に送られて、
水の場面でも、これでもかというほどの大サービスに、
ストーリーはさておき、笑い、楽しむ。
前方3列めまでのお席には、
フード付きのレインコートやビニールシートが配られていた。
小桜姫は尾上右近さんが演じられていて、
美しくてかわいかったのだけど、
単独で舞う見せ場もあったので、
壱太郎さんファンの私は、壱太郎さんで観たかったなぁ。
同じ演目で1日2公演なので、
ずぶぬれになった1時間後には2回めの公演が始まる。
人並み外れた役者魂と体力、すばらしい。
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