月組小チーム公演の見納め
酷暑の年も穏やかな暑さの年も、
暦を読んでいるかのように
正確に季節の変化を告げてくれる曼珠沙華が、
柵からはみ出して、「見て!」と訴えかけてくる。
シルバーウィークの中日でもあり、
訪れた駅前では、Sweets trainが子どもたちを乗せて
広場をぐるぐる回っている。
私のシルバーウィークのメインイベントは、
宝塚月組、ありちゃん(暁千星さん)主演の「A-EN」。
あーさくん(朝美絢さん)主演の逆バージョンの構成で、
関連記事:「最高気分の月組若手公演」(2015.09.03)
ありちゃんが残念男子として登場し、華麗に変身する。
身体能力が高いありちゃんは、
見事に周りとずれた動きをオーバーアクションで演じきり、
「かわいい」という声が客席のあちこちから聞こえる。
長身で銀髪?の新斗希矢さんがひときわ目立つ。
研1の礼華はるさんも、初々しさが舞台に花を添える。
レッスンする側のうみちゃん(海乃美月さん)は
大人っぽい持ち味は似合っていた。
1789の新公でマリーアントワネットを演じていた
美園さくらさんが、キュートで憎めない演技が光る。
よくも悪くも新人公演のような印象。
ショーは、ありちゃんが舞台をぐるぐる回る。
歌うまのれんこんくん(蓮つかささん)は、
センターオーラがあって、ショースターぶりが目立つ。
ショーでも、美園さくらさんのインパクトがすごい。
美熟女風のセクシーなダンスと歌、表情でひきつけ、
とても研3とは思えない。
お芝居のセリフも美声で、歌も安定感があって、
前副組長あーちゃん(花瀬みずかさん)を思い出した。
お芝居でもショーでも、
これまでノーマークだった颯希有翔さん
(そもそも、お名前が読めてなかった・・・)が
歌うまさんだと知ったのが、今回の新発見かな。
大好きな月組さんが6チームに分かれて、
見るのも忙しかったけど、
知らなかった生徒さんたちの魅力もいっぱい知って、
次の本公演の大人数舞台で見つけられるかどうか、
観る楽しみがまた増える。
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