50歳が折り返し地点
中小企業診断士の「情報診断士の会」の例会で、
ライフネット生命の出口治明会長の講演を聴く。
「講演中の写真撮影、SNSへのアップはどんどんどうぞ。
ネットでビジネスしているので。」
という冒頭のセリフからいきなり、
そういう発想なのか!と、
早くも、目から1枚めのウロコが落ちる。
人の脳は見たいものしか見ないけれど、
人生は世界経営計画のサブシステムだから、
世界を正しく見る方法論が必要とおっしゃって、
タテ・ヨコを見る、
数字・ファクト・ロジックのみで考える
ことの重要性を、
夫婦別姓やフランスの少子化対策などの具体例を挙げて
楽しくわかりやすく解説される。
歴史、海外の事例、身近な話題などが次々飛び出しながら、
政策提言、イノベーション、人材育成などなど
経営者に関心の高い話題に結びついていく構成が
鮮やかすぎる。
曰く、「50歳が折り返し地点」。
20歳までは自分でエサを捕れない子どもなので、
そこから起算して、ちょうど真ん中になるという。
今年、体力の低下や体調の不安定を実感して
もうゴールが見え始めたような気分になっていたけれど、
私はまだ折り返し点に近づいてきたところなのかと思うと、
これからどう働いていくのか、気持ちが引き締まる。
このタイミングでこのお話をうかがえたのは、
きっと意味のあるめぐりあわせのように思える。
「働き方の教科書」 再入手して読み返そう。
関連記事:「長い話のロングバージョン」(2015.01.28)
« 初めての平成中村座 | トップページ | 知れば知るほど知りたくなる »
コメント