再建計画の実例を学ぶ
中小企業診断士の勉強会で、
勤務先企業が会社更生法を申請し、
再建計画策定にご活躍された経験を持つ方から、
「経営破綻 ~見捨てられた地方工場~」のお話を聴く。
以前、別の集まりで簡単に経緯をうかがっていたけれど、
改めてお聴きすると、米国本社と日本の会社との対立、
国内でも本社と工場の対立にはさまれ、
並大抵のご苦労ではなかったことがわかる。
私がかつて勤めた会社も、
経営不振を乗り越えるための事業所再編が何度かあり、
最終的には合併され、
無理な遠隔地への転勤や希望退職者募集も退職勧奨も
間近で見てきたので、
どうしても、去る人、残る人のメンタル面や現場の混乱が
気になってしまい、質問させていただいた。
ところが、
部長クラスの方々が、最新情報が入るたびに開示し、
現場のみなさまも比較的冷静に受け止められて、
2度にわたる退職勧奨も、混乱なく乗り越えられたという。
個人の事情は個別に聴く必要があるとしても、
全体の状況をオープンにする安心感も大きいのだなぁと
難しさも含めて学ばせていただいた。
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