個性豊かな宙組エリザベートにひかれる
週末に、
宝塚宙組の
エリザベートを観る。
宝塚大劇場は、
早々と年内見納めなので、
目に焼きつける。
梅田やバウは行きます(^^ゞ
真風さんはルキーニかトートで観たかったけど、
いざ観てみると、フランツ、かっこいい(^o^)
これまでの上演では、
フランツは頼りないマザコン男性としか思えなかったのに、
こんなイケメンフランツは初めてで、
シシィを愛していたことも、国のことを憂いていたことも
ひしひしと伝わってくる(^^)
なぜシシィは戻ってこないの?と
フランツの立場で観てしまう、とっても単純な私。
瀬奈さんのトートや、柚香光ちゃんの新公トートには、
早く黄泉の国へ連れて行って~と思ったくせに(笑)
フィナーレの真風さんもかっこよかった。
今回のキャストで一番楽しみにしていたのが、
モンチ(星吹彩翔さん)のヴィンディッシュ嬢。
自由で天真爛漫な笑顔がはじけて、痛々しさが際立つ。
歌うまのモンチが歌うと、シシィより迫力があって、
この病院のシーンも、今までで一番印象に残る。
第1幕も、ヒゲをつけたおじさまやカフェの青年役として、
歌い継ぎのソロをたくさん聴けた。
歌うまで演技派。貴重な存在。
朝夏まなとさんのトートは、
シシィと接するシーンは人間の男っぽい印象で、
黒天使と踊るシーンは孤高の死神で、かっこいい。
蒼羽りくちゃんのルドルフは表情豊かで、
苦悩する皇太子を熱演されていて、
トートとのコンビネーションのダンスも鮮やか。
伶美うららさんのマダム・ヴォルフは誰よりも美しくて、
女の子たちを手配する側より、
彼女がフランツを誘惑したほうが・・・と思ってしまう。
黒天使がそれぞれに動きがかっこよくて、
和希そらくん、マデレーネの結乃かなりちゃん、
優希しおんくんが美しくて目を引く。
新公の、そらくんのルキーニ、
しおんくんのマデレーネを観たかった~
純矢ちとせさんのゾフィーは、美しくて迫力があり、
花音舞さんの死刑囚の母も、安定の熱演。
今の宙組さんは、
歌うまさん、ダンサーさん、演技派が分かれていて、
役柄とぴったり合えば、個性が際立ってスタイリッシュ。
何でもできる人の集団より、魅力的に思える。
強みを活かしあって1つの舞台をつくりあげるところに
つい、職業柄、マニアックにひかれてしまう。
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