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2016.09.04

目で意思表示

三重に住む叔母夫婦が、
入院した父のお見舞いに来てくれました。

昨夜遅く、仕事を終えて実家で過ごしていると、
病院から緊急連絡が入り、
母と一緒にタクシーでかけつけましたが、
そのときに比べると、
熱も下がり、顔色が少しよくなっています。

手足が冷たく、透き通るように白いのが気になって、
担当看護師さんに聞くと、身体内部の熱はまだ高く、
さらに冷やす必要があるらしい。

かわるがわる話しかけると、なんとなく反応があり、
「KさんとNさんが来てくれたよ。わかる?」と言うと、
叔父と叔母の手をぎゅっと握りました。
呼吸もだんだん穏やかになっていきます。

母が枕元に近づくと、少し大きく動きます。
やはり、母がいると安心なのかも。

帰る前に、話しかけると、
突然、目の周りをくしゃくしゃと動かそうとします。
「目、開けたいの?見える?」と聞くと、
必死で、少しだけ、開けようとします。

本当は、見えているかどうかは怪しいけれど、
父の呼吸に合わせながら、ゆっくりゆっくり
「見えたね。
 よかったね。
 うれしいね。
 KさんとNさんに、ありがとう、言ってるの?」と
語りかけました。

するとまた目を閉じて、穏やかな顔で眠ったので、
少し安心しました。

通じたと思ってくれたのでしょうか。
本当は、もっと別のことを言いたかったのでしょうか。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

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    人材育成、
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