河内ワインへの本気の思いを聞く
中小企業診断士の船場総研のお仲間と一緒に、
先輩診断士が長年一緒に地域振興に取り組まれている
柏原市のカタシモワイナリーを訪問する。
カタシモワイナリー http://www.kashiwara-wine.com/
高井利洋社長に出迎えていただいて、
ウェルカムワインのおもてなしを受けて、
歴史的な図録や資料を見ながら、
大阪がブドウやワインの生産量を誇っていたお話や、
大阪ワイナリー協会を立ち上げて活動されている思いを
たっぷりうかがう。
登録有形文化財に指定されている貯蔵庫や
見晴らしのいい斜面一帯に広がるぶどう農園を歩き、
肥料や薬剤を使わずに育てられたぶどうの甘さと、
農園ごとの味の違いに驚く。
ランチは、フランス料理の名店「BON-CHIC」(ボンシィク)から
板東亮シェフをお招きして、
手の込んだお料理ごとに、ぴったり合うワインが選ばれる。
お酒に強い船場総研の仲間たちが、
芳醇なワインの香りを楽しみ、
お料理と合わせると味わいが変わることに喜ぶ隣で、
お酒が全く飲めない私は、本気で悔しい(^^)
食事の間も、
ワインの説明や事業の説明をしてくださる高井社長は、
にぎやかに笑い飛ばしながら話すさりげない一言に、
思わず録音しておきたくなるような、
経営の要諦を言い表す金言がたくさん飛び出す。
仕事とは、考えたことではなく行動したこと。
事業計画は自分でつくるもの。
1人でやったほうが速いけど、巻き込んでやらなあかん。
うちだけ残っても、このあたり一帯がダメになる。
これだけ地域とワインを愛し、尽くし、
本気で経営に向き合っている社長が語るからこそ、
ずしりとした重みのあることばになる。
買って帰った濃厚なぶどうジュースを味わいながら、
経営者のことばを反芻する。
« 「フォルスタッフ」で泣き、笑う | トップページ | 葡萄ジュース »
コメント