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2016.11.12

ベテラン社員とシステムコーチング

先月の経営者の勉強会で、
2代め経営者さんや専門職の所長さんたちが、
個人経営から組織経営に脱却しようとするときに、
ベテラン社員さんを巻き込むのに苦労しているお話で
盛り上がった。

ベテラン社員や先代社長は、
技術や専門知識が豊富で、お客さまも持っていて、
今さら新しい考え方や取り組みに協力しなくても、
従来のやり方のままで、業績を上げることができる。
小規模企業では、彼らの業績に頼らざるを得ないだけに、
若手経営者もあまり強く要請できないという。


対立構造になってしまうと、確かに難しくなる。
お互い、自分が正しいと主張したくなるし、
特にベテランの方にとっては、
これまでの人生を否定されるような気がして、
存在意義や価値を守るのは、生存本能だと思うので。


私が学んできたシステムコーチング(ORSC:
(Organization & Relationship Systems Coaching)では、
ベテランさんが主役だった物語の第1章から
若手が育っていく第2章へ、
同じストーリーの中で物語が進展していくととらえて、
「神話の起源」を紐解き、
「神話の変化」をとらえて、
新しいページを創り出していくという考え方がある。

家族経営の場合、ビジネス上の関係性だけでなく、
親子、夫婦など、家族としての関係性も絡み合うので、
身内だけで紐解くことは難しい。
だからこそ、こういうときは、
外部のシステムコーチの力を借りるということが
当たり前になるといいなぁ。

システムコーチングはまだまだ認知度も低いし、
私もうまく説明できなくて営業が苦手なところだけど、
お役に立てるのに知られていないのがもったいない。


先輩経営者たちと一緒に理念の浸透を語りながら、
私はひそかに、システムコーチングの浸透について、
思いをはせる時間になる。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

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    ・中小企業診断士
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    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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