パンケーキを食べながら経営を考える
有名なパンケーキ店へ。
開店直後に行ったので
待たずに入れたけれど、
その後しばらくすると、
まだ肌寒い屋外に、
行列ができはじめる。
ある女性が、
何度もドアを開けては、
「あとどれくらい待てばいいの?」
「さっきから誰も出てこないけど、まだまだかかる?」と
大きな声で聞く。
店内に気まずい空気が流れて、
お隣の席にいた幼稚園くらいの女の子が、
1/3も食べていないのに、「帰ろう」とママに言っている。
この女性の行動が極端とはいえ、
よく似たことは、この先も起こるかもしれない。
何店舗もある有名なお店なので、
行列ができることは開店前から想定できたはず。
経営者さんなら、お客さまに愛されるお店になるように、
事前に対策を考えたほうがよかったのでは?と
おいしいフルーツとパンケーキを食べながら、
職業病のように、あれこれ考えてしまう。
創業支援のお仕事をしていると、
必ずしも、路面店が最高条件ではないと思うことが多い。
路面店は、認識してもらうには効果的だけど、
でも、お店の特徴やコンセプトをよく考えると、
このパンケーキ店の場合では、
席数を減らしても、店内で待つスペースをつくるのか、
屋内の通路で待てるように、ビル内の店舗を選ぶのか、
待ち時間をつぶせるお店が多いところを選ぶのか、
コストのかけ方も、好条件の中身も変わる。
出店後でも、待ち時間の工夫はいくつもできる。
フルーツたっぷりのおいしいパンケーキを食べながら、
お店の経営について考える機会になる。
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