今年も5月4日は宝塚
宝塚月組の
「瑠璃色の刻」を
観る。
主演の
美弥るりかさんは
妖しい役や
癖のあるお役が
続いていて、
今回の主役でも、不思議なお役。
オープニングからかっこよく躍り、
渋く歌い、葛藤を演じる。
組替えで来られたれいこさん(月城かなとさん)が
正義感の強い男らしいお役で、見せ場も多い。
美弥さんと月城さん、ヒロインの海乃美月さんの
並びがこのうえなく美しい。
月組ファンとしては、
大劇場ではあまり大きなお役がつかない方が
活躍されているのがうれしい。
男らしさが際立つもっくん(貴澄隼人さん)は、
国王陛下を動かす伯爵にぴったりの迫力で、
実力派のまゆぽん(輝月ゆうまさん)は、
美弥さんより上級生?と思う貫禄で、
毅然とふるまい、本領発揮の熱唱をきかせる。
としちゃん(宇月颯さん)のロベスピエールは、
いうまでもなくかっこよく、物語を動かす。
夢奈瑠音ちゃんは、スタイルのよさを封印して、
コミカルなお芝居で新境地をひらいた感じ。
圧巻だったのは、
マリーアントワネットの白雪さちかさん。
上品さと強さと深い悲しみを表現され、
ヒロインのように迫力のソロを歌い上げる。
欲を言えば、れんこんくん(蓮つかささん)も
お芝居も歌ももっと使ってほしかったなぁ。
舞台装置も大がかりで、ダイナミック。
そして、フィナーレが、かっこよすぎる。
ガラッと雰囲気が一変して、
としちゃんを中心としたダンサーたちが
エネルギーを爆発させるようにガンガン踊る。
フィナーレだけ、あと数回観たい。
体制が変わっても、一番見慣れているせいか、
やっぱり月組さんが楽しい。
昨年の今日も、今回ご一緒したお友達と、
同じ劇場にいたみたい(^^ゞ
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