フィードバックについて考える
中原淳先生の「フィードバック入門」を読む。
キャッチフレーズにも本文にも、
「コーチングともティーチングとも異なる
最強の部下育成法」という表現を見ると、
16年くらい前からコーチングを学び、
お仕事にしている私としては、
フィードバックは
傾聴や質問と並んで、
重要なコーチングの要素の1つなのに、と
言いたい気持ちがわき起こる。
とはいえ、
数時間の公開セミナーや企業研修では、
まず、聴き方を丁寧に扱わざるを得ないので、
フィードバックを大きく扱えないことも多く、
影響力のある中原先生が取り上げてくださると、
一気に注目していただけるのでありがたい。
中原先生は、
最近若手の部下を育てにくい理由として、
職場環境の変化を挙げ、
若手マネジャーに温かいまなざしを向け、
フィードバックのプロセスを丁寧に解説する。
新任マネジャー研修やメンター養成研修などで
やる気が出る目標設定のポイントや、
事実に基づく情報収集と伝え方、
信頼関係の構築やフォローアップ、などなど、
この本を例に出して説明できそう。
今月の中堅社員さん向けの研修にも、
さっそくこの本を紹介しながら、
フィードバックの練習をしてもらおう。
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