友を見送る
長年お世話になった
大切な友人を見送る。
頭ではお別れなのだと
わかっていても、
いつものまま、
美しいお顔で眠る姿に、
実感はわかない。
「久しぶり~
次のアロマの予約、
いつ空いてる?」と
話しかけてしまいそうな、
お見舞いに来ただけの気がしてならない。
コーチングを学び始めたころから
仲良くしていただいていて、
彼女がアロマセラピストに転身してからは
ご自宅にアロママッサージを受けに行き、
10数年の間、お互いの悩みを聞きあい、
いっぱい笑って過ごした。
伊勢神宮に案内してもらったのも懐かしい。
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お互いのお誕生日が近く、
彼女のお姉さまと私の誕生日が同じ日で、
なんだか親戚みたいな気がするね、と
毎年お誕生日にメッセージを送りあっていて、
今年は、なんとなく胸騒ぎがして、
少し早めにバースデーカードを送っていた。
大台になるお誕生日を迎える2日前に、
眠るように静かに旅立った彼女は、
短すぎる生涯だけど、
最後まで命を生き切るとはどういうことか、
身をもって、残された私たちに示してくれた。
亡くなられた翌日、ご主人が、
彼女の携帯からご連絡をくださったので、
着信歴に、彼女のニックネームが残っている。
彼女とまた話せそうな気がして、
せつなくて消せない。
友人にそう話したら、
残していると彼女も心残りになるよと教えられ、
安心して旅立ってもらえるように、
勇気をもって、着信歴をクリアしようと思う。
でも、あと少しだけ、数日だけ、時間をください。
それくらいなら、
あのいたずらっぽい笑顔で、
あきれた声で笑いながら、許してくれるよね。
痛みや苦しみから解放されて、
天使のような笑顔で、ゆっくり休んでくださいね。
ありがとう。
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