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2017.07.25

月組「All for One」で組織の変遷を学ぶ

宝塚月組「All for One」を観に行く。

Afo
珠城りょうさんのトップお披露目公演で、
勢いがあるまっすぐなヒーローが似合う。

それ以上に話題になっているのは、
トップ娘役の愛希れいかさんが
ルイ14世という男役を演じること。
凛々しい国王としての場面では
低音の男役声の発声で、
女性だと明かした後は美しい娘役声で
愛らしい表情やしぐさで、
時には1つのセリフの中で見事なまでに
使い分ける。

入団直後は男役だった彼女だからこその
配役とはいえ、
男役さんが中心の宝塚の世界で、
新しいトップさんのお披露目のタイミングで、
相手役としてこのお役を演じられるのは
並大抵のプレッシャーではないと思う。


そんなトップコンビを支えるベテラン勢や
若手男役さんたちもかっこいい。

三銃士の美弥るりかさん、
としちゃん(宇月颯さん)、
ありちゃん(暁千星さん)も個性が際立ち、
銃士隊の男役さんたちもヒゲが似合い、
勇ましく立ち回る。


ご用意いただいたお席がSS席だったので、
舞台の奥で踊る下級生の方までよく見えて、
若手好き、脇役好きの私はテンションがあがり、
あちこち見たくて、目が足りない。

千海華蘭さんとまゆぽん(輝月ゆうまさん)、
夢奈瑠音さんと蓮つかささんが、
それぞれ対のように使われて目を引くし、
もっくん(貴澄隼人さん)は2役を渋く演じ、
あちくん(輝生かなでさん)もキラキラ輝く。

少年ダルタニアンの彩音星凪さんは
美しいお顔立ちで、市民の場面でも目立つ。

フィナーレも、
ザ男役祭な群舞がしびれるほどかっこいい。


前トップの龍真咲さんが大好きだったので、
持ち味が対照的な珠城りょうさんに変わって
月組はどうなるのだろうと思っていたけれど、
そこはさすが宝塚、
トップを中心に、トップを盛り立ててまとまる。

ここが、私が宝塚が大好きな理由の1つ。
理想の組織、理想のチームだなぁと思うから。


体制が変わっても観客を魅了し続ける宝塚は
私にとっては、組織の知恵を学ぶ宝庫。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

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    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
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    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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