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2017.08.02

宝塚の新人公演で客席の温かさを感じる

Moon宝塚月組「All for One」
新人公演を観る。

新人公演は
研究科7年めまでの
若手公演で、
端正なお顔立ちで
歌がうまい実力派の
蓮つかささんが
最後の出演にして
初主演の座を射止めた。

過去の新人公演では
主演を支える難役も見事に演じてこられ、
一度は主演してほしいと願っていたファンも多く、
開演アナウンスから早くも涙ぐむ方もいて、
登場シーンの拍手はひときわ大きい。

宝塚は、ファンが温かく成長を見守っていると
言われるのが手に取るようにわかる。

男役さんの中では少し小柄な蓮くんは、
迫力は本役の珠城りょうさんに叶わなくても、
圧倒的な歌唱力とさわやかな持ち味で、
まっすぐなダルタニアンを軽快に演じる。

三銃士も、美貌のあちくん(輝生かなでさん)が
美弥さんをなぞって色男のアラミスを好演し、
礼華はるくんのポルトスも若々しくてかわいい。

大好きなありちゃん(暁千星さん)は支えに回り、
本公演のやんちゃぶりとは打って変わって、
専科の一樹千尋さんのマザラン卿の難役を
低音声でどっしりと演じてお芝居を引き締める。


うみちゃん(海乃美月さん)の芝居のうまさは
言うまでもなく安定感があり、
男役のコマさん(沙央くらまさん)が演じる
コメディたっぷりの女性をかわいらしく演じる。

大胆な持ち味の美園さくらさんも本領発揮で、
蘭世惠翔さんもコメディが似合う。
彩音星凪さんや天紫珠李さんの好演も光る。

ただ、ヒロイン役だけが、歌があまりに残念で、
せっかくの蓮くんの初主演がもったいない。
まだ下級生とはいえ、
グランドホテルでも歌は苦手な感じだったので、
歌もお芝居も上手な下級生が大勢いるのに、
蓮つかささんと合う方で観たかったなぁ。


最後のご挨拶は、
ふだんから落ち着いて見える蓮くんが
びっくりするほど緊張でぐだぐだになり、
そんなにプレッシャーを背負っていたのかと
ほほえましくなる。
またもや、客席中が親のような心境で見守り、
笑いと拍手で応援ムードに包まれて、
これが新人公演だったことを思い出す。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

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