久しぶりの宝塚で人が育つ感動を味わう
8月末以来の、久しぶりの宝塚観劇。
タイミングが合わなかったり、
チケットが入手できなかったりして、
こんなに間隔が空くのは珍しい。
大劇場に行けるのは来年になりそうで、
今回は、隣接するバウホールで、
専科公演「神家の七人」を観る。
専科のベテランさんは、
大劇場公演にお1人入られるだけで
お芝居がぐっと締まる存在感があるのに、
主演の轟悠さんに加えて、
華形ひかるさんが2番手的なお役を演じ、
汝鳥伶さん、一樹千尋さん、悠真倫さんの
3名のベテランさんが脇を固めるという、
おもしろくないはずがない、贅沢な舞台。
ストーリーはコメディで、
迫力のある場面と、とことん笑える場面の
振れ幅が大きく、おもしろさが倍増する。
そこに、私が大好きな月組さんから、
ヒロインに早乙女わかばさんと、
若手男役の3人が加わる。
春海ゆうさんは新人時代から存在感があり、
専科さんでしょ?と思う落ち着いたお芝居で
名コメディエンヌの汝鳥伶さんと常にペアで
対等に堂々と渡り合う。
蒼瀬侑季さんと周旺真広さんは、
新人公演でもセリフやソロは少ないけれど、
この公演ではのびのびと活き活きと
個性的なお役で思いっきりはじける。
これまであまり目立たなかった若手が
チャンスをいただいて全力で役に向き合い、
持ち味がお客さまにも伝わり、成長する。
専科さんと接した若手さんたちは、
どの公演でもどの演目でも、
例外なく確実に大きく成長される。
直接教わることもあるかもしれないけれど、
それ以上に、大先輩のお姿に触れるだけで
薫陶を得られるのだと思う。
若手ファンの私には、
こうやって人を育てる宝塚のシステムが
たまらなくわくわくさせられる。
と、つい、マニアックな感想を語ってしまう。
宝塚は、やっぱり私にとって、
組織や人材育成のかけがえのない学びの場。
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