下山する勇気
NHKの「週刊ニュース深読み」で
グラフィックレコーダーとして活躍している
なっちゃんこと山田夏子さんの
「グラフィックファシリテーション講座」に
参加しました。
なっちゃんとは10年以上前から
コーチングやリーダーシップを一緒に学び、
なっちゃんの絵の大ファンです。
なっちゃんのつくる場なら、
絵が大苦手な私もコンプレックスを忘れて
楽しめるのでは?とチャレンジしました。
絵を描くというよりも、
コーチングを受けたみたいに、
自分の癖や特徴が浮き彫りになっていきます。
グラフィックファシリテーションは、
グラフィックレコーディングとは目的が違い、
登る山が違うのだという説明には、
目からウロコが落ちました。
絵が、ファシリテートする。
絵が、状況を明らかにする。
だから、目を見て話を聴くのではなく、
話し手に背を向けて、
ことばにならない感情や雰囲気を描く。
結論や事実、現実は書かなくてよい。
話し合いが停滞したら、その雰囲気を描く。
愚痴や不満が続いていたら、それを描く。
それを観た話し手たちが、
「あー、愚痴しか言ってないね。」と気づき、
底を打って、浮かび上がってくるのです。
場を明らかにする、
これはまさしく、システムコーチング
(ORSC:Organization & Relationship
Systems Coaching)の世界。
私が絵を描けるようになるとは思えませんが、
解決策や結論を提示したいのか、
組織の見えない現状を明らかにしたいのか、
登る山が違うことを自覚して聴くことから
活かしてみようと思います。
すぐに答えを出そうとする前に、
現実の山、問題解決の山を下りる勇気が
必要だという学びは、私にとって大きいです。
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