「上司の9割は部下の成長に無関心」の処方箋
前川孝雄さんの
「上司の9割は部下の成長に無関心」
インパクトの強いタイトルに
なんて冷たいの?と手に取ると、
個々の上司の姿勢を責める論調では
なかったので、
ほっとして読み進める。
上司個人の責任ではなく、
9割がプレイングマネジャーという名の
プレイヤーである構造的な問題であると
指摘する。
上司は、部下の成長を自責でとらえ、
共感・引き出し型で接する、
会社は、部下育成を人事評価に組み込む
などの処方箋を提示する。
私が研修や人材育成コンサルティングで
ご支援させていただく会社でも、
マネジャー研修やメンター研修の後、
継続的に部下やメンティに関わる仕組みを
取り入れているかどうかで、
業績や成果に大きく差が生まれている。
なので、ご依頼いただくときには
具体的な事例を示しながら、
実践する仕組みづくりをご提案するけれど、
教育部門と人事部門が分かれていたり、
トップの方にまで伝わらなかったりして、
声が届かないこともある。
あきらめずに伝え続けようと、
背中を押されたように思える。
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