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2018.03.31

残念なお手紙~コーチの認知度を高めたい

Cactus見覚えのないお店から
郵便が届いた。

開封すると、
以前1度だけ利用した
お店のオーナーが、
新しい店長を迎えて
店名も変えて
リニューアルオープンしたご案内だった。


全く新しいお店としてオープンされるのに、
古いお店の顧客リストが残っていても、
唐突にお手紙を送るのも問題だけど、
書かれていた内容があまりにひどくて
愕然とする。

A4サイズにぎっしり2枚書かれていたのは、
前の店長の悪口。

オーナーの理念に反する行動をされること、
注意しても従わないことや、
彼のために開店費用に使った金額まで
アンダーラインまでひいて書き連ねる。


このお手紙を読んで、
来店したくなる人はいるでしょうか。

もしいるとしても、
初回は無料にする、と書かれているからで、
オーナーに賛同したからではないと思う。

顧客は、目的があって来店するのであって、
店長と経営者が別なことも、
その人間関係がうまくいっているかどうかも、
まったく関係がない。


私がいつも研修で伝えるのは、
コミュニケーションの結果は相手の反応。

つまり、
経営理念が浸透できていないのも、
話し合いがうまくいかないのも、
経営者側に努力や工夫の余地がある。

このお手紙は、見ず知らずの人たちに
経営者の度量不足をばらまいたことになる。


ここまでは、半年くらい前のお話。

まこにっきにどう書けば
特定のお店の批判にならないように、
読んでくださる方の経営の参考になるように
書けるかなぁと試行錯誤していた。


そうするうちに、
2~3ヶ月後に、さらに2通めが届いた。

そこには、
「なんで来ないですか?届いてますか?
 1回めは無料って案内しましたよね?
 無料なのに利用しないんですか?」
というトーンで、さらにがっかりさせられた。


無料という理由だけで来る人を集めても、
新しい店長にとってプラスにならない。

前のお店のことは何も知らないふうに、
新しい店舗や店長の魅力を伝えたり、
店長の人柄がわかる発信をしたりして、
お客さまに愛されるお店になる努力をすれば
ファンも増えていくと思うのに。

こんなことは、私でなくても、
コーチやコンサルタントでなくても、
言えることじゃないかな。


腹が立つことや困ったことがあったら、
スタッフやお客さまにぶちまけなくていいように、
経営相談やコーチングを活用してほしい。

まだまだ、商工会議所やコンサルタント、
コーチの存在が知られていないのかなぁ。

経営者として大切なことを学ぶ機会や、
話を聴いて気づきを促してくれるコーチを
上手く使って、

自分が見込客と思っている人を
遠ざけるような行動をとる代わりに、

スタッフと気持ちよく働くためには?
お客さまに愛されるお店にするには?と
前向きな問いかけをもって、
経営に大切なことを身をもって学ぶ機会を
もっともっと提供したい。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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