会社員時代の先輩に「観見二眼」を学ぶ
会社員時代にとてもお世話になった方に
大阪市内に行くからとお誘いいただいて、
かもめキッチンでランチする。
会社員時代と同様に、
深いご経験や知恵が詰まったお話や
大きく物事をとらえた考え方をお聴きして
視野をぐんと広げていただく。
中でも、宮本武蔵の「観見二眼」のお話が
心にしみる。
目でみるのが「見」、
心でみるのが「観」。
コーチングの「聞く」と「聴く」にも通じる。
会社員時代に、
デジタル画像活用のプロジェクトで
ご一緒させていただいたとき、
ご自宅で天体望遠鏡を見せていただいて、
芸術的な天文写真もたくさん拝見して、
肉眼では見えないものが鋭い光を放ち、
加工されると大星雲が姿を現すことに驚き、
鮮烈な体験として心に残った。
その体験は、今も時々、
仕事に行き詰ったときに私を助けてくれる。
本当は相手は強い光を放っているのに、
私が見ようとしていないのでは?と
気づかされたことが、何度も何度もある。
会社を辞めて何年たっても、
こうして知的な刺激をいただき、
内省する機会を思い出せていただいて、
本当にありがたい。
次にお会いするときには、
心の目で観て、聴く力を高められるよう、
成長への欲求と目標が生まれる。
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