タカラジェンヌの場をつかむ対応力を学ぶ
2月に宝塚を退団されたばかりの
沙央くらまさん(コマさん)のセミナーに行く。
テーマの美容に興味があるわけではなく、
ただただコマさんを間近で見たかったから。
私はコマさんのお芝居が大好きだった。
男役としても、ちょっと情けない優男から
志あふれる革命家、気品ある老人、
女役としても、美しすぎる侯爵夫人だったり、
はじけたコメディエンヌだったり、
幅広く演じ分けるコマさんに目を奪われた。
セミナー会場はファンで埋め尽くされ、
ロングスカート姿のコマさんが登場すると、
客席中が息を呑んで固まる。
司会の方がその意味がわからないでいると、
コマさん自ら、
「みなさん、私がスカートはいてるの、
初めて見たんですよ。」とフォローする。
美しい姿勢を実演されるときも、
女性として意識を置くポイントを説明した後、
瞬時に、「男役の場合はね、」と
男役立ちで、男役声に切り替えて、
会場からは「きゃ~」と歓声が上がる。
ファン心理を心得た対応力、さすがだなぁ。
長年のファンがハートをつかまれるのも
当然でしょう。
美しさは真似できないけれど、
研修や講演で前に立つときに、
参加者が望んでいることを汲み取って
対応できる力は、真似したい。
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