美術鑑賞の視点で人を眺める
日経ビジネス2018.05.14に
テルモ元会長の
中尾浩治さんが、
仕事はできるけれど
人としてあまり好きに
なれない部下と
どう付き合っていくか
書かれている。
ご趣味の美術品の
コレクションに例えて、
「眺めているうちに
好きになるかもしれない」
という考え方を持っておいたほうがいいと
おっしゃる。
さらに、自身がトゲがある部下の場合は、
尻尾は振らないけれど結果を出す部下に
なるようにアドバイスされている。
上司側、部下役の両方にアドバイスされる
ところがすばらしいなぁと思う。
誰かに相談されると、つい、
相談者側の立場でコメントしてしまうので、
両方の立場を考えることを覚えておきたい。
そして、
誰かの意見や態度が合わなくても、
すぐに反応したい気持ちを横に置いて、
一目では価値がわからない美術品だと
自分に言い聞かせて、
いったんそばに置いて眺めてみることも
試してみようと思う。
これまで、上司や部下、夫や子どもを、
宇宙人だと思え、動物だと思え、などと
いろんな表現を見聞きしたけれど、
美術品と思う発想は新鮮に思える。
観察よりも鑑賞のほうが、感情が起こらず、
よりニュートラルになれる気がする。
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