美しかったが悪いか?
今年最後の宝塚観劇は、ドラマシティで
専科の凪七瑠海さん主演の「蘭陵王」。
幕開きは、
センターに少年がポツンと1人、
膝を抱えて座っている。
これがまさかのカチャさん(凪七瑠海さん)。
研1~研2さんかと思う透明感のある声と
あどけない表情で、
あまりのうまさに釘付けになる。
下級生の将軍がベテランに見えてしまう。
大人になってからも美しく、
「美しかったが悪いか!?」というセリフも
カチャさんが言うと、説得力がある。
私が好きなあきらさん(瀬戸かずやさん)が
おもしろいとは聞いていたけれど、
想像をはるかに超える「オネエ」で、
演者がこれだけ弾けると、観ていて楽しい。
ヒロインの音くり寿ちゃんは
かわいらしいだけでなく
キレのいい勇ましさもあふれる役どころで
新境地を開いた感じ。
カーテンコールでは、
久しぶりの1回公演なので、と
カチャさんが少し長めにおしゃべりされて、
セリフに登場する月の話をされる。
「今宵は大切な人と」と言いながら
くり寿ちゃんを抱き寄せる真似をしたら
くり寿ちゃんが、
びっくりしてぴょんと飛び上がる。
すると、すかさず、あきらさんが
やきもちを焼くしぐさをされて、
「ごめんね。でもあなたは・・・」と
劇中で恋人役だった帆純まひろくんを差す。
ジェンヌさんの思わぬアドリブが見られて
お得な観劇で今年を締めくくる。
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