七役の中村壱太郎さんを堪能する
初めて歌舞伎座を訪れる。
お目当てはもちろん、中村壱太郎さん。
昼の部の「於染久松色読販」で、
壱太郎さんが主演で、七役を務められる。
こんな機会はまたとないので、
出張を延泊して観劇した。
町娘お染や芸者小糸が美しいのは
言うまでもなく、
大芝居のお六の場面は圧巻。
ご指導を受けたという玉三郎さんの
セリフ回しやしぐさをなぞられていて、
江戸歌舞伎風の新しい壱太郎さんを
観た印象。
今年はお正月に玉三郎さんとの共演で
見事な鷺娘を観て始まり、
七役のお染久松で終わる、
贅沢な壱太郎さんイヤーになる。
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