空気コピーの危険
日経ビジネス12.03号の特集
「残念な商品の法則」で、
何も言わないのと同じ「空気コピー」の
例が紹介されている。
経営相談を受けるときにも、
同じようなことを指摘することが多い。
人材募集の会社の特徴の表現、
販売促進のチラシやWebなどの文言、
部下への方針説明の表現など、
私たちは、きれいなことばを使うと
そこでわかった気になって満足してしまう。
意味や背景を共有して社内に掲げるなら
一言で言い表せて便利かもしれないけれど、
お客さまには伝わらない。
「何にこだわっているの?」
「どうやっておもてなしを表現するの?」と
掘り下げて質問してみると、
同じ表現を使っていても、
見事なくらい、人によって意味は違う。
コーチングをしていても、
クライアントさんの目指す世界や目標が
単語で理解した気がしても、
自分の頭もまっさらにして聴いていくと、
想像と異なる世界が開けていく。
言ったつもり、
わかったつもりにならないことを、
この記事で改めて心にとめた。
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