宝塚月組「I AM FROM AUSTRIA」
トップ娘役の美園さくらさんが本領発揮で、
地声から高音まで広い音域の難しい楽曲を歌い上げる。
さくさくは、姫よりもこういう気の強い女性が似合う。
怪我から復帰したれいこちゃん(月城かなとさん)は
奇抜な色のスーツ姿でも無駄にかっこよく、
悪役なのに味方してしまいたくなる。
ここ数作は代役続きで重厚なお役が続いていた
おだちん(風間柚乃ちゃん)は、
どんくさい頼りない役で、下級生らしくてほっとする。
私が好きなありちゃん(暁千星さん)は
筋肉もりもりの弾けた役を楽しんで演じていて、
終盤は、おだちんとのアドリブの動きに遊びが大きくて
何とも言えず、かわいらしい。
「カンパニー」のときも、れいこちゃんと遊んでいたし、
ありちゃんの自由人な魅力も大好き。
場面ごとに差し込まれるダンスシーンは
ギリギリ(朝霧真さん)、かのんちゃん(彩音星凪くん)、
ダンサーたちがかっこよく、隅々まで目が足りない。
今回から娘役に転向した蘭世惠翔くん(ちゃん?)も
くりくりしたお目目で目を惹く。
フィナーレの客席降りでは、
やすくん(佳城葵さん)とからんちゃんがすぐ近くで、
やすくんをずっと見ていたら、
通路から3番めのお席なのに、指さしと目線をもらう。
「The KINGDOM」以降、やすくんのコメディぶりが
大好きなので、目線をもらえてとてもうれしい。
パレードのWトリオでも蘭世惠翔ちゃんは華やかで
にこにこしていて目立つ。
新人公演も楽しみ。
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