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2020.01.05

初春大歌舞伎で華やかな笑いに包まれる

壽初春大歌舞伎に行きました。
Kabuki
中村壱太郎さんのファンなので、
数年前に観た「義経千本桜」の静御前の美しさを
もう一度観たくて、夜の部を観ました。

姫を演じる中村壱太郎さんは艶やかで、
所作やしぐさ、指先まで美しいです。
源義経の秀太郎さんを見上げるしぐさが可憐で、
男性であることを忘れてしまいます。

源九郎狐の愛之助さんは、
猿之助さんの軽快さには及ばない気がしますが、
声の使い分けや手の仕草でお見事に狐を表現され、
40代後半で舞台を飛び跳ね動き回り続けるのは
どれだけ鍛えているのだろうと、目を見張ります。
昼の部でも大役を務めているのに。

ロビーには、藤原紀香さんがいらっしゃいました。

「夕霧名残の正月」は
鴈治郎さん扇雀さん兄弟の息がぴったりで、
セリフがない舞を、飽きさせずに魅せられます。

「大當り伏見の富くじ」は、
現代風のドタバタコメディで、
スポットライトや効果音、アドリブやギャグ満載で
お正月らしい笑いで客席が包まれます。

幸四郎さんはオープニングから客席に語りかけながら
笑いを巻き起こし、
壱太郎さんのけなげな美しさは目の保養になり、
虎之介さんの女役もかわいらしい。

鴈治郎さんが太夫?と、存在感に圧倒されるけれど、
そこがこのお芝居の見どころで、
終盤で、猿弥さんとキスシーンがあり、

猿弥さんが真っ赤な口紅の後をつけながら、
「なんでほんまにキスしたん」「ほんまにせんでも」と
ぶつぶつボヤきながら花道をはけていかれたのは
お約束のセリフ?
今日のハプニングかアドリブ?
細かいところまで笑いがちりばめられていました。

通常は歌舞伎ではカーテンコールはしないのに、
壱太郎さん率いる娘役3人が歌と踊りで花道から登場し、
宝塚の大階段みたいに、次々と役者さんが登場され、
最後に主演の幸四郎さんが登場されるという、
フィナーレがあって華やかで楽しかったです。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

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