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2020.04.06

デマを拡散しないためのヒント

連日、SNSやメールなどで、
「拡散してください」と呼びかけるメッセージが
届きませんか?

それを広めるのは、ちょっと待ってください!

伝える前に、確認してほしいことがあります。

(1)その情報は、本当に正しいのか
(2)誰に伝えるのか
(3)伝えた相手の役に立つのか

この3点を落ち着いて考えて、
それでも伝えたほうがいいと思ったら、
相手や内容を選んで発信しましょう。

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(1)その情報は、本当に正しいのか

デマかどうかを見分けるポイントの1つは、
「一次情報」かどうかです。

つまり、直接自分が見聞きした情報かどうか、
少なくとも、
直接の知人が見聞きした情報かどうかです。

・医療関係者が、〇〇大学の先生が……などと
 権威のあるお役職やお名前が使われていたり、
・誰かが困っている、行方不明、などの
 人の善意や優しさにつけこんだり、
・話題になったできごとを真似て便乗したり、
・~らしい、~と聞いたと曖昧な伝聞だったり、
そんな特徴があれば、
信憑性が低い可能性があります。

誰が何の目的で流すのかわかりませんが、
昔から、事件や災害、危機などが発生すると、
このようなデマが増えます。

多くの方が気づいて、
このようなデマが流れなくなることを願います。


(2)誰に伝えるのか

それが正しい情報でも、
自分が流す必要があるのか、目的も考えましょう。

不特定多数が目にするSNSに書き込んで、
読んだ方が次々とシェアされていくと、
知り合いの知り合いの……と時間がたつうちに
最新情報ではなくなってしまいます。

お友達限定の設定にして書き込むか、
届けたい相手、必要な相手に直接伝えるほうが
望ましいと思います。


(3)伝えた相手の役に立つのか

人によって情報のとらえ方や考え方は違いますし、
不安や恐怖の感じ方も違います。

自分にとって大事な情報でも、
知らないほうがいいこともあるかもしれません。
予備知識や興味などによっても、
伝える順番や一度に伝える量に工夫が必要です。


と、偉そうに書いていますが、
私自身も、新型ウイルスに関する情報や支援策が
刻々と変わっていく中で、
 私自身が情報を見極めて整理できているのか、

 お声がけしてお話を聴くほうが安心されるのか、
 今はそっと様子を見ておくほうがいいのか、

 アイデアや提案を伝えたほうがいいのか、
 不要な売り込みに見えてしまうのか、

伝える内容やお声がけするタイミングを、
あれこれ試行錯誤している毎日です。

どんなに考えて伝えても、正解はないかもしれません。
ただ、流れてくる情報をむやみに鵜呑みにして、
不安をあおることだけは避けようと思います。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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