配信型の研修でライブ感を工夫する
久しぶりに黒板のある教室で登壇しました、
と言いたいところですが、
この広い教室にいるのは、私1人です。
ここから2日間、オンラインで講義を配信しました。
参加者のみなさまの環境で不公平が出ないようにと、
画面も音声もオフの状態ですが、チャットは使えます。
日ごろ、私が提供する研修は参加型で、
問いかけやグループ演習を多用して進めているので、
今回は、内容はリピートといっても、
実際は1から作り直すのと同じくらい労力をかけて、
私が説明、解説するところを大幅に増やしています。
それでも、聴いているだけではみなさまが疲れるので、
ことあるごとに、何かちょっとした問いかけを考えて、
チャット欄にたっぷり書き込んでいただきました。
参加人数が多く、次々と流れていくチャットを見ながら
読み上げてコメントしたり、質問に答えたり、
制約の多い環境でも、できることを工夫すれば、
顔が見えない画面の向こうのみなさまとの交流ができ、
それなりにライブ感を味わうことができます。
そのおかげで、終了後も質疑応答や感想の書き込みが
とぎれることなく続いて、
退出時間ギリギリまでやりとりを楽しみました。
準備は大変でしたが、制約は工夫を生みますね。
講義の構成も、当日の運営も、知恵を絞りに絞って、
講師力が鍛えられたように思います。
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