ロミオとジュリエットで「愛ちゃんの死」に釘づけ
宝塚星組 「ロミオとジュリエット 」を観劇しました。
役代わりのB日程しかチケットがとれませんでしたが、
噂どおり、愛月ひかるさん「愛ちゃんの死」が
とにかくすごかったです。
銀に光る長髪で、エリザベートのトート閣下のようで、
登場シーンから釘付けで、目が離せません。
両家の夫人たちが熱唱していても、
主演お2人のヤマ場の場面でも、
つい、舞台の隅や暗がりの中にいる愛ちゃんばかり
目で追ってしまいます。
2人の死をみんなが嘆いている場面では、
舞台の隅でクールにフッと笑うの。
礼真琴さんのロミオは安定感があって、
舞空瞳さん(なこちゃん)のジュリエットは
可憐なだけでなく、ドスをきかせる場面もあって、
新しいジュリエット像でした。
脇を固めるキャストも層が厚くて、
これまで何度も見て、ストーリーも歌も知っているのに、
新鮮で心をつかまれました。
瀬央ゆりあさん(せおっち)はこんなにうまかった?と
驚くほど荒々しいティボルトが似合っていました。
演技のうまさに定評がある有沙瞳さん(くらっち)は
強くて優しい乳母で、ジュリエットへの愛情が
痛いほど伝わってきます。
天寿光希さん(ミッキー)のソロが胸に響いて、
初めてキャピュレット卿の気持ちに共感しました。
フィナーレも、愛ちゃんの大階段からの群舞が
かっこよくて目の保養になりました。
このところ、ベテラン上級生の退団が続くので、
ここまでご活躍されると不安もよぎりますが、
長くいてほしいなぁと願います。
花のみちの桜は、見ごろは来週くらいでしょうか。
なかなかチケットも手に入らないので、
満開の桜のトンネルは来年までお預けです。
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