宝塚花組で大好きなスターさんを見納め
宝塚花組公演「アウグストゥス-尊厳ある者-」
「Cool Beast!!」を観劇しました。
毎公演観たいのですが、今回特に観たかったのは、
可憐で娘役さんらしいトップ娘役の華優希さんと、
ザ・花男なアニキでかっこよくてずっと大好きだった
あきらさん(瀬戸かずやさん)の退団公演だから。
あきらさんは「ノクターン」のイケオジ役に
魅せられて以来のファンで、
ザ・花男な立ち振る舞いのかっこよさ、
特に、あきらさんの手が大好きで、
いつも細かいところまでオペラで追ってしまいます。
お芝居はローマ初の皇帝のお話で、
ポスターのかれーちゃん(柚香光さん)は
野心あふれる雰囲気なので、
冒頭から激しく戦うのかと思いきや、
オクタヴィアヌスは心優しく穏やかな人物。
おいしい悪役はあきらさんのアントニウスで、
主役かと思うほどの迫力ある見せ場がたっぷりで、
ファンとしてはうれしい限りの演目でした。
カチャさん(凪七瑠海さん)はさすが絶世の美女で、
気位高い女王としてとりつくしまもない場面から、
愛する人を思う1人の女性としての心の動きまで
お芝居を引き締めます。
華ちゃんの心のこもったお芝居も見事で、
心の動きが全身にあらわれていて、
セリフを言う前から気持ちが伝わってきます。
カレ華コンビ、もっとたくさん観たかったです。
マイティ(水美舞斗さん)とかれーちゃんのコンビも
役柄としてというよりも、同期コンビとしての信頼が
お芝居にそのままあらわれていてステキでした。
ショーは、さすが藤井大介先生。
退団者愛にあふれる場面や、下級生まで見せ場があり、
あと3回くらいリピートしたくなります。
オープニングから、
同じ人間?と信じられない激しいダンスの連続で、
本物の「Beast」。たぶん人間ワザではないでしょう。
大介先生名物の女装は若手男役さんたちで、
一之瀬航季くんがキュートな魅力をふりまいてました。
かれーちゃんとあきらさんの濃いシーンでは、
歌い手の和海しょうさんの美声が響き、
目も耳も大満足です。
その、あきらさん、感動的な見せ場が……
さよならショー? あきらさんコンサート?的な
すばらしい見せ場の連続でした。
「ノクターン」でしぶいお役をされたときから、
あきらさんに魅せられていたのでさびしいですが、
あきらさんの魅力をたっぷり堪能できました。
今回のお席が、前列の一番左端。
私の前は空席に設定されていて、
真正面も左の花道も見放題の特等席です。
スターさんが花道ににはける瞬間まで見えます。
かれーちゃんもあきらさんも、
ライトが落ちていても、最後の瞬間まで
指先までビシッと決まって、役者魂を感じます。
花道に並んで踊る下級生さんからは、
目線と笑顔を何度もいただくことができ、
贅沢三昧なお席でした。
今回は久しぶりにお友達と一緒に観劇ができ、
感想を語り合える幸せも味わいました。
観劇は余韻も大切。
劇場は人は多いですが、みんな黙って観劇するのに、
休業せずに続けてほしいです。
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