未来の先生フォーラムで熱い思いがこみあげる
私は教育学部出身とはいえ臨床心理学専攻で
教員免許は持っていませんが、
ある教育委員会のプロジェクトに関わったり、
大学の講師業で社会人向け研修とは違った難しさを
実感したりすることも多いので、
学校の先生向けの研修や講座も、
公開で受講できるものを見つけたら参加しています。
今朝は「未来の先生フォーラム2021」で
以前から一度お話を聞きたかった
大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子先生の講演と、
いつもお世話になっている本間正人さんの講座を
受講しました。
木村泰子先生の「子どもを主語にする学校づくり」は、
「子どもを主語に」というのはどういうことなのか、
ことばではわかっているつもりでも
実はわかっていなかったことを痛感しました。
木村先生の熱い語りを聴いていると、
何に感動したのかうまく説明できませんが、
自然に胸が熱くなり、涙がこみあげてきます。
本物の学びに触れたときに、私はよくこうなります。
何よりも大切なのは「命」
「子どもが育つ」「子どもが学ぶ」
先生は学びのプロ
子どもと大人が対等に学ぶ
先生=先に生きているだけでは先輩とは言えない、
などなど、メモが追いつきません。
本間正人先生のお話では、
終盤に4人グループで意見交換したときに、
学校では1人で問題を解き、答えを出すけれど、
社会に出たら、1人で完結する仕事はほとんどない
という視点にはっとしたという声が多くあがりました。
その際、ある小学校の先生から、
教員は相談相手がいると答えた教員は1/4しかおらず、
民間企業では2/3くらいいるというデータがあると
教えていただきました。
そういえば、昨年、関わっている教育委員会で
10校以上の小中学校を訪問したときに、
穏やかに運営できている学校の校長先生方が、
クラスや学年を超えて先生方の研究会や相談の場を
設けていると一様におっしゃったことを思い出しました。
いただいた刺激を大切に深めて、
先生方向けのお仕事に活かしていこうと思います。
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