お盆明けに女性起業家支援セミナーを担当する
大阪信用保証協会さまで、
当日事務局をされる職員さま向けに
「女性起業家支援のポイント」をお伝えしました。
イベント当日も楽しみなのですが、
職員さま向けセミナーをさせていただけると
うかがって、とっても気持ちが引き締まりました。
20年越しの恩送りができる機会だからです。
2003年10月に独立してまもなく、
2004年4月から、当時マイドームおおさかにあった
大阪府中小企業支援センターで
週1回、コーディネーターとして経営相談窓口を
担当していました。
中小企業施策は中小企業診断士試験の中でも
私が一番得意だった科目で、
勉強した知識が活かせる喜びでいっぱいでした。
相談カウンターのお隣の席には
大阪信用保証協会のOBの方が座られていて、
ある日、1件のご相談を終えた後、
私に話しかけてくださいました。
教えてくださった内容は、
相談者は、自分の都合がいいように聴くものだから
支援制度の文言どおりに
「融資の上限額は〇〇万円です」とか
「審査に通るといいですね」と言うと、
「自分が〇〇万円借りられると言われた」
「審査に通ると言われた」
と思ってしまうということでした。
そうなのか!と目からうろこでした。
その直後にNLP(神経言語プログラミング)や
影響言語に関する心理学なども学んで
理解を深めましたが、
当時の私には、衝撃的なできごとでした。
それ以来、その方の説明をお隣で観察して
現在のお借入れ状況、返済残高などを確認したり、
誤解のない言い方を工夫したり、
ときには、難しい状況のお客さまのご相談に
一緒に入っていただいたりして、
経験を積ませていただきました。
今回、大阪信用保証協会の職員さま向けに
私の経験からお話しする機会をいただけて、
ようやく、20年越しで、
ご恩を次の方にお返しする、恩送りができると
胸が熱くなりました。
20年越しの感謝の気持ちを
セミナーの内容に私なりに精一杯反映した
つもりですが、
少しでもお役に立てていればうれしいです。
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