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書籍・映画

2019.05.22

ダイバーシティの教材になりそうな「みえるとかみえないとか」

ヨシタケシンスケさんの絵本
「みえるとかみえないとか」を食い入るように読む。

考えさせられるところがいっぱいで、
ダイバーシティ研修の教材として使えそう。

よくある議論は
自分たちを多数派として、
マイノリティのことを考えるというスタンスで進むので、
出発点から既に上から目線なのだと気づかされる。

この本では、
目が4つとか手が4本とか空が飛べる人たちから、
「不便そう」「かわいそう」と思われるという視点で
描かれていて、
くすっと笑って気持ちを軽くしながら、
立場や視点の違いを考えることができる。

重要なことを、深刻にならず、真剣に考える。
とても大切なスタンスだと思う。

この絵本を事前に読んでから、
自社のダイバーシティを考えたら、
「状況や要望がそれぞれ違うね。
 どうしたら一緒に活動できるかな?」と
言いにくい要望も素直に伝えることができ、
お互いに助け合える風土が生まれていくように思う。

2019.05.04

初めてリーダーになる人にお薦めの本「0から1をつくる」

そだねー、もぐもぐタイムなどで注目を集めた
女子カーリングチームを率いた本橋麻里さんの著書、
「0から1をつくる」を読む。


 

一流のアスリートの発言や考え方には
ビジネスに役立つ名言が多いですが、
この本にも、
カーリングのチームづくりのエピソードを通して、
会社の組織づくりやチームづくりに通じる考えが
たくさん詰まっている。

全力を尽くす楽しさ、
前向きな気持ちで取り組むことはお仕事にも通じるし、

1つのカラーにまとめるのではなく、
メンバーのキャラクターを活かして、
一色に染まらずに同じ方向を向くことも、
会社の組織やチームづくりでも大切なこと。

初めてプロジェクトやチームを任されたリーダーや、
チームの中からリーダーや管理職として抜擢され、
これまでの役割や立場の違いに戸惑っている方などに
お薦めしたい本。

2019.04.12

本間正人さんの新刊で内省

予約していた本間正人さんの新刊
仕事で「敵をつくる言葉」「味方ができる言葉」ハンドブック
が発売日に届く。


ひとことひとことが刺さる刺さる・・・

あ、その表現、使ってる、
そんなふうに受け取られているのかも、と
ページをめくるごとに、ドキっとする。

刺さって痛いのだけど、
イラストが楽しくて、ちょっと笑って救われる。

Illustration

なにげなく言ってしまった表現で相手を傷つけたり、
よかれと思って声をかけた言い方が裏目に出たり、
しまった・・・と思うことは日常茶飯事。

それ以上に、
自分で気づいていないときのほうがこわい。
気づかないと直す術がなく、同じ過ちを繰り返す。

すごい本だなぁ。
この1冊で、何度も内省できる。
手元に置いて、ことばへの感性を磨きたい。

そんなつもりで言ったんじゃないのになぁ、
言えば言うほど距離が離れていく気がする、と
悩んでいる方には、絶大な処方箋になる1冊、
おすすめします。

2019.02.11

「鏡の背面」で集団心理を考える

「鏡の背面」篠田節子著 を読み、
集団心理の怖さを描いた世界に
引き込まれる。


  ストーリーには直接触れませんが、   少し内容に触れるので、   読みたくない方はスルーしてください。


この作家さんがうまいなぁと思ったのは、
徐々に自分の判断がおかしくなっていく、
集団心理の描写。

クールな記者や疑い深い人たちでさえ、
奇怪な現象を集団で体験すると、
目の前で起こるの出来事や物音を
半信半疑ながらも、霊現象と感じたり、
怪しい人の発言を預言のように思ってしまう。

他人になりすまし、演技を続けるうちに、
だんだん本当の自分がわからなくなっていく。

言霊や、繰り返す習慣が人格らしきものを
創り上げていくプロセスが描かれていく。


現実の世界でも、
巧妙な詐欺事件や宗教的な集団など、
カリスマ的な人の発言を盲信し、
なんであの人が?というしっかりした人が
騙されている事件が時々報道される。

一度盲信してしまうと、
心霊でも何でもない発言、物音、現象が、
不思議な力のように思えてしまい、
勝手に引き寄せられていく。

犯罪に悪用するのは論外としても、
日常のマーケティングや商売にでも
この心理テクニックは広く応用されている。

好感度の高い有名人をCMに起用したり、
影響力の高い人に使ってもらったりして、
商品に良いイメージを持ってもらうのも
心理効果を狙ったもの。
私たちは、本当に良いものなのかどうか、
深く検証せずに、イメージで行動する。

環境や貧困の映像で不安や共感を募り、
寄付や買い替えなどの行動が促され、
マスコミ報道などでも、
政治家や有名人の発言の一部だけを
切り取って何度も繰り返し報道することで
世論を誘導されたりする。


楽しいお買い物やイベントに誘導されるなら
かまわないけれど、
危ないものには加担したくない。

自分の頭で判断すること、
流されずにとりあわない人たちの声にも
真摯に耳を傾けてバランスととること、など
気をつけないといけないなぁと
本を閉じた後もあれこれ考えさせられた。

2019.01.21

龍真咲さんの1人「風と共に去りぬ」

実家で、Eテレ「100分de名著」で
文学のお勉強~

宝塚でも上演された大好きな名作
マーガレット・ミッチェル
「風と共に去りぬ」の特集で、
なんと、宝塚でスカーレットを演じた
元月組男役トップスターの龍真咲さんが
朗読される。

Kazetomo

男役声でレット・バトラー、
美しい女性の声でスカーレットを演じ分け、
1人風共。

ファン心理をくすぐるすばらしい演出。
  これ、実際の舞台でも観たい。。。

轟さんと真咲さんのすばらしかった舞台が
頭の中でよみがえる。
  関連記事:「月組「風と共に去りぬ」にどっぷり浸る」(2014.01.15)

原作は文庫本で5冊もある大作だけど、
真咲さんの声で再生しながら
また読み返したくなる。
  関連記事:「「風と共に去りぬ」読了」(2015.09.01)

2018.11.04

あいあい傘のメタファーに心打たれる

Movie感動的な映画と
聞いて、
「あいあい傘」を
観る。

最初は、
がちゃがちゃと
下品で柄の悪い
やりとりが多くて、
どこが感動?と
思ったけれど、

後半、
人間関係の謎が解け、
お祭りの夜の場面で、一気に揺さぶられる。

「あいあい傘」は、
夫婦がお互いに気遣って、
肩寄せ合ってくっついて一歩一歩歩いていく
メタファーとして用いられている。


謎が解けると、
お膳立てをした奥さんの懐の深さ、
全て含んでの他人行儀な親子の会話、
じーんと胸の奥に染み入る映画だった。

2018.09.20

クライアントインを考える

かつてのマーケティングの教科書では、
メーカー主導のプロダクトアウトから
顧客志向のマーケットインへと
書かれていた。

Nikkei日経ビジネス
2018.9.24号で
アイリスオーヤマの
大山健太郎会長が
「ユーザーイン」
について
語られている。

大山会長は、
さらに顧客に
入り込んで
生活の中の
不満を解決することに取り組まれて、
会社の危機を変化のチャンスへと
変えてこられたという。


ものづくりの会社だけでなく、
私も直接お客さまと接するので、
クライアントインできているかどうか
常に自分に問いかけようと思う。

2018.06.25

好きと唱えて人に会う

営業の達人と言われる方が
共通しておっしゃることがある。

「無条件で相手を好きになること」

苦手なタイプだとしても、
「好きだ~」と心の中で唱えてから
会いに行ったり電話をかけたりするという。

最初にこの方法を知ったのは、
和田裕美さんの本だったと思う。
先日も、時間調整で書店に入ったときに、
前田裕二さんの「人生の勝算」を
パラパラ眺めていて、同じ表現に出会った。


私も心理学を学んでいたので、
会合がうまくいくようにイメージしてから
臨むことはあっても、
「好き~」と言い聞かせるところまでは
実行したことがない。

何かを極めている人は、
一見、よく似たことをしているように見えても、
行動のレベルが違う。
そして、その差が大きな結果の差を生む。

やったつもりになっていないか、
もっとできることはないか、
「好き~」と唱えて会いに行こう。

2018.05.19

「書店員X」で大事なことを思い出す

2016年夏に
文庫本の表紙を手書きカバーで覆って
販売した「文庫本X」を仕掛けた
長江貴士さんの著書「書店員X」を読む。


文庫本Xは、その後、
ジャーナリストの清水潔さんが書かれた
「殺人犯はそこにいる」と明かされたが、
この本では、著者の半生とともに、
この企画の背景から販売に至る経緯や
イベントでの著者との対談について
書かれている。


私は、「殺人犯はそこにいる」は
文庫化される前の単行本で読んでいて、
当時、衝撃を受けたことを改めて思い出す。

 関連記事:「「殺人犯はそこにいる」に情報の怖さを思う」(2015.04.23)

マスコミ報道に限らず、
ふだん人の話を聴く機会が多い
コーチ、コンサルタントとしても、
一面的な情報を信じ込んでいないか、
一部だけを聴いて全体をわかったつもりに
なっていないか、
意識する大切さを確認した。

2018.05.11

美術鑑賞の視点で人を眺める

Nikkei日経ビジネス2018.05.14に
テルモ元会長の
中尾浩治さんが、
仕事はできるけれど
人としてあまり好きに
なれない部下と
どう付き合っていくか
書かれている。

ご趣味の美術品の
コレクションに例えて、
「眺めているうちに
 好きになるかもしれない」
という考え方を持っておいたほうがいいと
おっしゃる。

さらに、自身がトゲがある部下の場合は、
尻尾は振らないけれど結果を出す部下に
なるようにアドバイスされている。


上司側、部下役の両方にアドバイスされる
ところがすばらしいなぁと思う。
誰かに相談されると、つい、
相談者側の立場でコメントしてしまうので、
両方の立場を考えることを覚えておきたい。

そして、
誰かの意見や態度が合わなくても、
すぐに反応したい気持ちを横に置いて、
一目では価値がわからない美術品だと
自分に言い聞かせて、
いったんそばに置いて眺めてみることも
試してみようと思う。

これまで、上司や部下、夫や子どもを、
宇宙人だと思え、動物だと思え、などと
いろんな表現を見聞きしたけれど、
美術品と思う発想は新鮮に思える。
観察よりも鑑賞のほうが、感情が起こらず、
よりニュートラルになれる気がする。

より以前の記事一覧

プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)

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