上勝町に来た一番の目的は、株式会社いろどりの見学。
平均70歳のおばあちゃんたちが、お料理のつまものになる
葉っぱを販売している町。
人口2000人の町に、毎年4000人が見学に訪れるという。
11:30ごろ、
JAの集荷場所を訪れた。
次々と、バッテリーカー、バイク、
軽トラックなどがやってきて、
発泡スチロールの箱をどんどん
納入していく。
朝11時に各農家に一斉に
注文FAXが配信され、
電話で競争でエントリーして、1~2時間で納品するというしくみ。
午後からは、このしくみを発案してここまで築きあげてこられた、
横石知二さんの講演を聴く。
「そうだ、葉っぱを売ろう!」 横石知二著
最近、私の意識が、1人1人の違いを強みとして発揮しあうことに
向いているせいか、横石さんのこんなことばに心を打たれた。
環境の違いを活かす=地域資源を活かす こと。
都会では、きれいな葉っぱを集めるのは大変。
田舎には、たくさんある。
だから、売ればいい。
最初に横石さんがそう話したときは、
道に生えているもの、落ちているものを売るなんて恥ずかしい、
いう意見が大半だった。
恥ずかしいことではなく、それは誇りだと横石さんは言う。
葉っぱの種類、地理、季候を熟知するおばあちゃんたちは、
他の仲間より1つでも多く注文を受けたい一心で、
ケータイやパソコンを操り、はしごを使って木にのぼる。
その笑顔はつやつやしていて、
寝たきり老人も1人あたりの医療費も激減した。
横石さんはきっと、
上勝町に高齢者のビジネスをつくったのではなくて、
地域を愛する心、生きがい、夢をふきこんだ。
そして、話を聴きにくる全国の人に、希望の種をまいてくれる。