ライフネット出口社長の記事から、本気で育てる
日経ビジネスの1月3日号が届いた。
日本の復活の秘策として、
ライフネット生命保険の出口社長の提言に
興味をひかれた。
出口社長によると、
若手社員が海外に
行きたがらない
女性が育たない、
などと言う経営者が
多いが、それは、
経営者が本気で
取り組んでいない
からだと指摘する。
本気で育てたいと思うなら、
海外経験のない社員は役員になれないという
ルールをつくったり、
女性や40代の取締役を毎年登用し、
最初は頼りなくても続けていれば、
立派な経営者が育つという。
私が昔働いていた会社でも、
今、コンサルティングや研修で携わる企業さまでも、
プロジェクトメンバーへの抜擢や昇格のときに、
新しいメンバーを入れられるかどうかで、
成功するかどうかがわかれることが多い。
うまくいかない場合は、必ずと言っていいほど、
「あの人は、まだ実績がないから無理だ」
「経験がないから任せられない」という意見が出て、
どんなに新しいプロジェクトを立ち上げても、
毎回代わり映えしないメンバーが集まって、
代わり映えしない結論が生まれがちになる。
誰でも最初は未経験者で、
経験させない限り、永遠に経験は積めない。
数年前に携わった企業さまのことを思い出した。
会社の風土改革に取り組むときに、
プロジェクトメンバー8人の中に、思い切って、
新入社員、契約社員、パートスタッフを3名入れて
もらったところ、
今まで自分の意見を言ったことがなかった方が、
ベテラン社員が誰も気づかなかった視点から
斬新な企画を出してくれて、
一体感が生まれて、改革が進んだ。
今のやり方がうまくいかないと思ったら、
経営者やリーダーが、
本気で今のやり方を疑って、変える決意と勇気が
必要なんだなと思った。
私の事例だけではピンとこない経営者さんには、
この記事をお見せして、出口社長のパワーを
お借りしてみよう。。。
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