書籍・雑誌

2010.12.30

ライフネット出口社長の記事から、本気で育てる

日経ビジネスの1月3日号が届いた。
日本の復活の秘策として、
ライフネット生命保険の出口社長の提言に
興味をひかれた。

Nikkei出口社長によると、
若手社員が海外に
行きたがらない
女性が育たない、
などと言う経営者が
多いが、それは、
経営者が本気で
取り組んでいない
からだと指摘する。

本気で育てたいと思うなら、
海外経験のない社員は役員になれないという
ルールをつくったり、
女性や40代の取締役を毎年登用し、
最初は頼りなくても続けていれば、
立派な経営者が育つという。


私が昔働いていた会社でも、
今、コンサルティングや研修で携わる企業さまでも、
プロジェクトメンバーへの抜擢や昇格のときに、
新しいメンバーを入れられるかどうかで、
成功するかどうかがわかれることが多い。

うまくいかない場合は、必ずと言っていいほど、
「あの人は、まだ実績がないから無理だ」
「経験がないから任せられない」という意見が出て、
どんなに新しいプロジェクトを立ち上げても、
毎回代わり映えしないメンバーが集まって、
代わり映えしない結論が生まれがちになる。


誰でも最初は未経験者で、
経験させない限り、永遠に経験は積めない。

数年前に携わった企業さまのことを思い出した。
会社の風土改革に取り組むときに、
プロジェクトメンバー8人の中に、思い切って、
新入社員、契約社員、パートスタッフを3名入れて
もらったところ、
今まで自分の意見を言ったことがなかった方が、
ベテラン社員が誰も気づかなかった視点から
斬新な企画を出してくれて、
一体感が生まれて、改革が進んだ。


今のやり方がうまくいかないと思ったら、
経営者やリーダーが、
本気で今のやり方を疑って、変える決意と勇気が
必要なんだなと思った。

私の事例だけではピンとこない経営者さんには、
この記事をお見せして、出口社長のパワーを
お借りしてみよう。。。

2010.12.19

禅僧の3つのことば

ひろさちやさんと阿純孝さんの共著
「般若心経の教える幸せになるための智慧」に

般若心経の教える幸せになるための智慧

円覚寺の足立大進老師のことばが紹介されていた。
「禅僧は3つのことばだけ言えばいい」

 「それは困ったね」
 「それはよかったね」
 「あ、そう」


シンプルだけど、奥深い。


コーチングも、とってもうまくいっているときは、
コーチは、ことばがいらない。

「m...」という、音だけでコーチングが成立し、
クライアントさんが、ひとりでに深い気づきを得て、
大きな宣言をして終わることもある。


私が尊敬するコーチの1人に、この技(?)の達人が
いらっしゃる。

クライアントさんの心の声にひたすら耳をすまして、
音叉のように、鼻と唇を共鳴させる。

好奇心全開の「うんうん」 (それで?それで?)
大いなる共感の「う~ん」 (そうよね~)
唸るような「う~ん。。。」 (つらいよね。。。)
驚きの「んん?」 (本当?)


一時期、私は彼女の相槌をモデリングして
体得しようとしていたけれど、
最近、この境地を忘れていたことに気づいた。

あるときは、クライアントさんと対話を深めたり、
あるときは、あいづちだけで促したり、
振れ幅を広く持っていたいと、改めて思った。

2009.05.11

雑誌「企業診断」にインタビューが載りました

Magazine雑誌「企業診断」5月号が届いた。
中小企業診断士の受験生向けの
雑誌、という定義でいいのかな。
私も10年前くらいに購読していた。
久しぶりに手にすると、懐かしい。

P82から5ページにわたって、
 連載「活躍するプロフェッショナルたち」第33回
 「コーチングをベースに人の笑顔をつくる」
というタイトルで、私のインタビューを掲載して
いただいている。

4月27日(私の誕生日)発売で、
その直後から、「見たよ」「読んだよ」という連絡や
お問い合わせのメールもいただいていたものの、
見本誌が手元になかなか届かず、
催促して取り寄せて、記事を確認できた。


インタビューしていただく中で、久しぶりに
受験の動機から独立の経緯などを振り返って、
つくづく、私は人との出会いに恵まれて、
大勢の先輩や友人たちに支えていただいて、
ここまでやってこれたんだなぁと実感した。

貴重な機会をいただいた
企業診断編集部さま、
名インタビュアーの福島正人さん
どうもありがとうございました。

2008.02.28

複利でリターン

先日、勝間和代さんの講演を聞いた。
お話の中に、「投資」「複利でリターン」ということばが
何度も出てくる。

講演のテーマは投資のお話ではなく、
時間の使い方や勉強法のお話。


 「効率が10倍アップする新・知的生産術」 勝間和代著

キャリアアップのお話で、
  転職して○○を経験できて、「複利でリターン」
時間の使い方でも、
  通信教育、オーディオブック、
  折りたたみ自転車などに
  「投資」して時間を節約し、「複利でリターン」
人づきあいでも、
  情報提供してGiveを重ねると、
  「複利でリターン」がある
などなど。

さすが、経済評論家!

私には、複利なんて発想もボキャブラリーもなかった。
そもそも、ぼーっとしたり、だらだらするのが
大好きな私から、そんな発想が生まれてくるはずもない。
あまりにかけ離れた世界。
複利で回ってくるのは、ツケかもしれない。

プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
無料ブログはココログ