ことば

2024.07.27

コーチング祭で言葉の大切さを学ぶ

東京コーチング協会主催の「コーチング祭」を
オンラインで受講しました。
セミナー3本とパネルディスカッション1本の
豪華な構成です。

お世話になっている本間正人さんのお話は、
最近出版された「100年学習時代」に基づいて
学び続けることの大切さを改めて実感できる
楽しいお話でした

島田由香さんのお話も何度も聴いてますが、
コーチとWell-Beingを関連づけた視点が
新鮮だったのと、
横文字を日本語でうまく言い換えられていて
伝えることば選びの大切さが身に沁みました。

Matsuri

例えば、
PERMAモデルは「よし!たかい」
 よ:よい感情 (Positive Emotions)
 し:主体的にかかわる (Engagement)
 た:達成・熟練・成長 (Accomplishment)
 か:関係性  (positive Relationship)
 い:意義・意味(Meaning)

これなら横文字が苦手でも覚えられそうです。

本間先生も島田さんも、
シンプルなことばやキャッチフレーズで
心をつかまれるので、
そのコツを学びたいです。

2023.01.26

カードを切る

「カードを切る」って通じますか?

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先日、研修でカードを使った演習を行ったとき
グループにカードの束をお渡しして
「よく切ってくださいね」と伝えました。

1つのグループがざわざわとしたので
近づいてみると
ある方が、はさみを取り出していました。

カードを切る=混ぜる、シャッフルする
という表現をご存知なかったそうです。

本当に切る前に気づいてよかった~

私は「切る」と言いながら
混ぜるジェスチャーもして見せていたのですが、
そのときに見ていないこともあるので、
これからは混ぜると言わないといけないかなと
講師の指示の出し方を学んだできごとでした。

研修中のこういう想定外のハプニング、
実は大好きです(笑)
その場で笑いも起こってほぐれるし、、
講師と参加者という立場を超えて
一緒に考えたり本音が聞けたりするので
距離が近くなるのを感じます。

2020.01.22

よい組織を作るための摩擦熱

「よい組織をつくるには、摩擦熱が必要」

尊敬する経営者さんの名言に、しびれた。


「何かを変えようと思うと、必ず抵抗はある。
 そりゃ、腹は立つよ。
 何言ってるんだ!と言いたくなるよ。

 でも、良い会社、良い組織にするためには、
 大きな熱量がいる。
 摩擦熱が必要なんだよ。」

苦労を乗り越えてこられた社長さんだからこそ、
あたたかい笑顔でおっしゃることばには、
ずっしりと重みがある。

争いごとがキライで、
闘うくらいなら、折れてしまうことも多い私には、
ど真ん中を撃ち抜かれたように、
ズドーンと響いた。

2019.12.17

尊敬する小巻亜矢さんに座右の銘をいただく

長年お世話になり尊敬する小巻亜矢さんが
「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられ、
実家で深夜に再放送を観た。
Ayasan1 Ayasan2

これまで幾度も直接お会いする機会をいただき、
セミナーや講演でも直接学び、
今年は本も3冊出版され、
亜矢さんの考え方やお仕事ぶりに触れるたびに
毎回毎回大いに感銘を受けてきた。

そしてまた、この番組でも、
亜矢さんのことばが深く刺さる。

「生きている醍醐味って
 人の夢を応援できることじゃないかと思うんですよね」
Ayasan3 Ayasan4

亜矢さん!
なんてことをおっしゃるんですか。
涙で画面が見られなくなったじゃないですか。

尊敬する方や身近な方が亡くなられたり、
お元気だった方の闘病を知ったり、
生きる意味について考えさせられることが続いて、
かなり気持ちが落ちていたタイミングで、
画面の向こうから私のために語ってくださったような
ど真ん中を突く、珠玉の名言。

自宅にTVがなく、先週の放送日は実家に帰れなくて、
この再放送日に観たことも、ベストなタイミング。

私には、大きなことはできないし、
すごいアドバイスもできないけれど、
人の夢を応援することだけは私の本分。

そんな夢みたいなこと・・・と言われそうなことを
本気で聴いて、本気で応援することだけはできる。

そっか。
私は毎日、生きる醍醐味を味わっているのか。

一生の座右の銘にします。
亜矢さん、いつもありがとう。
サンリオピューロランドには、
1人で行く勇気がなくて行ったことがないけれど、
亜矢さんが育てた世界を自分の肌で感じたい。

来年、1人でも行きます。
来年の目標ができた。

2019.04.12

本間正人さんの新刊で内省

予約していた本間正人さんの新刊
仕事で「敵をつくる言葉」「味方ができる言葉」ハンドブック
が発売日に届く。


ひとことひとことが刺さる刺さる・・・

あ、その表現、使ってる、
そんなふうに受け取られているのかも、と
ページをめくるごとに、ドキっとする。

刺さって痛いのだけど、
イラストが楽しくて、ちょっと笑って救われる。

Illustration

なにげなく言ってしまった表現で相手を傷つけたり、
よかれと思って声をかけた言い方が裏目に出たり、
しまった・・・と思うことは日常茶飯事。

それ以上に、
自分で気づいていないときのほうがこわい。
気づかないと直す術がなく、同じ過ちを繰り返す。

すごい本だなぁ。
この1冊で、何度も内省できる。
手元に置いて、ことばへの感性を磨きたい。

そんなつもりで言ったんじゃないのになぁ、
言えば言うほど距離が離れていく気がする、と
悩んでいる方には、絶大な処方箋になる1冊、
おすすめします。

2019.04.05

ひとのわはhuman harmony ?

新元号「令和」は
英語では、beautiful harmony(美しい調和)。

 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43294360T00C19A4PP8000/

Reiwa

日本語の響きも英語の響きも美しい。

私の屋号「ひとのわ」は、human harmony ?

2019.04.03

勧誘電話で言葉の大切さを実感する

連日のように、
逆効果としか思えない残念な勧誘電話がかかってくる。

Pansy

電力の切替の勧誘で、
切ろうと思ったら、
「毎月1000円くらい安くなりますよ。」と言われ、
続きを聞いてみました。

「え?半額近くになるんですか?」

「え?」
「え?」

「今、月に1万数千円払ってるとするじゃないですかぁ。」
「そんなに高くないですよ。」

「え?2月っていくら払ったかわかりますか?」
「はい。2,3xx円でした。」

「え?あーーー。
 あ、でも夏は1万円超えるじゃないですかぁ。」
「超えたことないですよ。5千円も超えたことないです。」

「あーーー。でも、絶対安くなるんです。」
「さきほどの2月の金額なら、何円安くなりますか?」

「あ、ちょっと待ってくださいね。
 100円くらいですね。」
「(笑)・・それくらいなら、このままでいいです。」


わずか数%、百円ちょっと。

それでも、最初に千円以上と期待させていなければ、
お得と感じたのかもしれない。

コールセンター部門のコンサルティングや研修を
何社か担当したことがあるので、
トークスクリプトを添削したくなる。

伝え方1つで、会社の印象を損ねてしまうのだから、
電話だからこそ、伝える言葉は大事。

2019.02.22

火地晋

毎月、いくちゃんこと岸本行央さんを招いて
開催している気学易学講座で、
自分の九星と易のメッセージを習う。

Cookie

迷った時の指針になるらしく、
私のメッセージは、「火地晋(かちしん)」。

易の文言は難しいけれど、

功績をあげ、王様から馬をたくさん与えられ、
1日に3度も謁見を許される

つまり、自信を持って積極的に進め、という
メッセージらしい。


痛い。。。(笑)

マニアックに学び、
知識や経験をどんなに積んでいても、
自分に自信がなくてあれこれ考えてしまい、
なかなか進めないことが私の課題だと、
これまでの人生で多くの師に指摘される、
まさしくそのもの。

また? なんで同じメッセージばかり?と
思うけれど、それが真実なのでしょう。

動かしてくれる人、募集~
・・・ではなく、自ら動けと言うことですね(^^ゞ

2018.12.04

空気コピーの危険

日経ビジネス12.03号の特集
「残念な商品の法則」で、
何も言わないのと同じ「空気コピー」の
例が紹介されている。

Nikkei1Nikkei2

経営相談を受けるときにも、
同じようなことを指摘することが多い。

人材募集の会社の特徴の表現、
販売促進のチラシやWebなどの文言、
部下への方針説明の表現など、
私たちは、きれいなことばを使うと
そこでわかった気になって満足してしまう。

意味や背景を共有して社内に掲げるなら
一言で言い表せて便利かもしれないけれど、
お客さまには伝わらない。

「何にこだわっているの?」
「どうやっておもてなしを表現するの?」と
掘り下げて質問してみると、
同じ表現を使っていても、
見事なくらい、人によって意味は違う。

 

コーチングをしていても、
クライアントさんの目指す世界や目標が
単語で理解した気がしても、
自分の頭もまっさらにして聴いていくと、
想像と異なる世界が開けていく。

言ったつもり、
わかったつもりにならないことを、
この記事で改めて心にとめた。

2018.11.09

答えのない対話

毎年恒例の梅田のスカイビルにある
クリスマスツリーの準備が進んでいて、
まもなく点灯されそうな大きなツリーと
大きなスノーマンを見上げる。

その近くの会場で開かれた
組織開発や人材育成に携わるメンバーで
緩やかな対話会に参加する。

SnowmanTree

命に関わる病を経験された方からの
「前向きに生きるって?」
「前ってどっち?」という問いかけから、
無意識の中に隠れている前提、
ビジョンは本当に上位にあるのか、
人はどこまで思いを共有できるのか、
ことばにならない想念について、
場づくりについて、
どんどん話題がふくらみ、広がる。

そう簡単に結論は出るわけもなく、
そもそも答えがあるわけでもなく、
何を話したのかさえうまく説明できない。

それでも、
こういう対話の場は
とても刺激的で、
とても貴重。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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